パーツは全部で8点です。足りないものがないか確認してください。
パーツを洗浄して、離型剤を落とします。中性洗剤を入れた水に一晩ぐらい漬けておき、その後クレンザーなどの研磨剤入りのものを付けた歯ブラシでごしごしこすります。離型剤落としを怠ると塗料をはじいてひどい事になって後悔します(経験済み)。
ポリデントなどの入れ歯洗浄剤を使用する人もいます。歯ブラシでごしごしする必要がないらしいです。詳しく知りたい方はgoogleで検索かけてみてください。
バリや湯口などの邪魔な部分をカッターで削ったりやすりをかけたりして綺麗にならします。
ライダースは首穴が開いている状態になっていますが、首の角度を変えたい場合は一度パテなどで埋めてから3mmのピンバイスで穴を開け直してください。
腕は位置を合わせて真鍮線などを通しておきます。腕の左右の違いはダボ穴の形状です。四角と六角になっていますので、合う方を付けてください。袖のファスナーが後ろ側にあるのが正しい状態です。
カットソーは首穴が浅くしか開いていないので、3mmのピンバイスで穴をあけてください。深めに開けたほうが良いです。浅いと首をはめたときに首長族に見えますw
脚が靴にきっちりはまるか確認してから、脚と靴も接着時の補強のため、真鍮線を通します。靴底に版権表記のある方が左足です。
もし脚がきつくて靴に入らないような事があったら、脚の部分をやすりで削っておいてください。
水平面に置いて、ガタつきがあるようなら調整しておきます。
靴と脚の隙間が気になるようでしたら、脚側にメンタム等を塗り、靴側にパテを盛り(弾力のあるエポパテより、ポリパテのほうが向いてます)、脚をぎゅっと押しつけて接合面がきっちり合った形を取ります。硬化後に形を整えてください。
気泡を埋めます。気泡の入っている部分をカッターなどで広げてパテを詰め、硬化してからやすりがけします。気泡は手流し複製の宿命です。しかも夏場の複製は気泡が入りやすいのです・・・すみません。まぁ見えないところの気泡埋めはほどほどで良いと思います。
大きめの気泡埋めにはタミヤの光硬化パテが便利です。硬化後やすりがけもさくさくいけます。おすすめ。
ジョイント部分も適宜調整をお願いします。
スカートはカッターなどで裏側を彫り、薄くしておくと見栄え(斜め下からしか見えませんが)が良くなります。気泡の入った部分も削れて一石二鳥。
サーフェイサーを吹くといろいろとあってはならないものが見えてきたりします・・・。余計な部分を削ったりやすったり、細かい気泡が見えていたら塞いだりします。
細かい気泡は瞬着をすりこんでからやすりをかけるとか、溶きパテやラッカーパテで埋めるとか、いろいろ方法があるようです。詳しくはgoogleあたりで「気泡埋め」で検索するといろんな方法が出てきます。
気泡埋めが終わったら塗装前にベースホワイトを吹くのが一般的かと思われます。
ラバーソールの甲部分の編み込みはモールドで入っていないので、描くとそれっぽく見えます。編み込みのないラバーソールも結構あるのでなくても大丈夫ですが。
マスキングしていないためへろへろな塗装見本ですみません。
決まった色はないので、お好みで彩色してください。塗装ができたら、接着剤で腕と靴をくっつけて完成です。
接着は、瞬間接着剤ではなく、2液を混合する「エポキシ系接着剤」などをおすすめします。靴と脚の接着面に多少浮きがあるため、衝撃に弱い瞬着はちょっと不向きです。
ピンキーの肌色は、Mrカラーのレドームと白をだいたい1:1で混ぜ合わせ、ピンキーの肌色と同じぐらいの明るさになるよう微調整します。その後キャラクターイエローを少々加えて黄色みを加え、ピンキーの肌色に近い色になるようにします。大ざっぱにレドーム一瓶と白一瓶をがーっと混ぜ合わせ、キャラクターイエローをたらーりと加えると2瓶ぶんのピンキー肌色ができます。肌色をよく使う方はまとめて作って瓶に保存しておくと楽です。