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2010年7月26日

モールドコート使用レポその4

 ワンフェスでモールドコートの発売元に行って、使用感などをお伝えしてきました。最初に1回塗り、途中で2度目を塗った型が、30ショットぐらいで破損、と。その時に言われた衝撃発言。

「あぁ、離型剤はちゃんと噴かないとダメですよ」

 え? あのー、前回離型剤は噴かないって直接言われたんですけど。吹いちゃダメとも言われたんですけど。サイトにも離型剤は必要ない、吹いちゃだめってあったと思ったんですけど。
 「モールドコートはね、離型剤とは違うんですよ。離型剤じゃなくてシリコンですから。離型剤吹かないとね、貼りついたりしちゃいますから」
 だけどね、今見たらブログにこうあるの。

4.離型剤不要
  離型材が残っていると それごと コートしてしまうので かえって×

 一体どっちなんですか!!!!! 社内で意見食い違ってるの!?

 少なくとも、離型剤なしで使ってたら貼りついて型壊れたんで、離型剤吹いたほうが良いとは思います。モールドコート+壽屋離型剤だと最強かもしれないとは思うんですけども。

 追記。コートちゃんからお返事きてました。
>さて、ご指摘の内容についてですが
>正解は「離型剤 なし」です。

>当日のブースでの対応は 間違いでした
>申し訳ございません。

>今後は 取り扱い説明書等にも 明記する方針で
>対応の準備中です。

 だって。結局当日離型剤を吹けと熱弁してたあのおっちゃんはなんだったんでしょうかね。名刺いただきましたが結構偉い人だったようなんですけど。

2010年7月17日

2010WF夏

 告知遅くなりましたが、斑羊団 2-07-10 で参加します。
 新作は「Pinky:st. ステージノフク」何のステージだかよくわかりませんが気にしないで下さい。名前は最初に決めて報告しなければならないため、あとからデザインを変えてもあまり違和感がないようにざっくりとした名前にしておくのです。

wf100711-1.jpg wf100711-2.jpg

 上半身×2・スカート・脚のセットになります。
 絶対自立しないだろうと思ってたら、頭付けても大丈夫でした。しかも右足だけでも自立! 上手くバランス取れてたようです。安心して展示できます。今はサンプル・展示に使う複製品の気泡を埋めたり、削ったりやすったりしてる最中です。販売にまわせない欠けパーツとかを使ってるので、作るのに手間が・・・。早めに仕上げて画像アップしたいところです。

 その他の販売物情報はこちらに。斑羊団Webサイト

2010年7月15日

モールドコート使用レポその3

複製中
 25個程度抜いたところで結構貼りつきはじめたので、再度モールドコート塗布して拭き取り。
 シリコン型とレジンの合わせ目の角部分が多少固くなっているところもあるけど、面の部分の大半はシリコンが柔らかいまま。
 途中でちょこっと塗ったりしていたので、瓶の中のモールドコートは残り1/4程度。
 気付いたらモールドコートが瓶の中で固まっている・・・。開けてから46時間ぐらいの時でしたか。結構なショックでうっかりモールドコートと窒素ガスを通販ポチりました。
 35個あたりで結構貼りつき気味になってきました。はい、離型剤ぷしゅー。モールドコートもないし、仕方ないよね!
 37個あたり抜いたところで、結構タイトなオーバーフロー型の一部が貼りついてちぎれました! 40個でもう一つのオーバーフロー型も死亡。でも逆テーパー入ったオーバーフロー型は毎回30ショットいかずに死亡する事が多いので、まだ良いほうですか。モールドコートが固まってなかったら塗ったんだけど・・・。
 2面型は40回抜いて、貼りつき気味なところもあるけどほぼ無事でした。
 ちなみに20個抜いて、貼り付きのない時点でモールドコートを追加塗布したもう一つの2面型は、35回ほど抜いてもつるんと抜けるままでした。ある程度抜いたら貼りつく前にモールドコート塗ると良いかと思われます。
 ただ、モールドコート塗ると表面が荒れ気味になるです・・・。表面が梨地に。

使用した品
 シリコンはボークスのEXシリコン。レジンはウェーブノンキシレンアイボリー。

総括
 モールドコートをもうちょっとまめに塗っていればもっと抜けたかも。でもモールドコートを塗るたびに表面が荒れていくジレンマ。
 実は前回、今回と同じEXシリコン+ウェーブレジンキャストで、離型剤を壽屋オリジナルのスプレーにしていたら、オーバーフロー33回、2面型35回まで難なく抜けてたんですよね。壽屋オリジナル離型剤がすさまじかったんですが、モールドコートと比べてどっちが良いか・・・。
 30個ぐらい抜けば良いのならコスト的にも壽屋離型剤の方が良いのかもしれないと思います。表面荒れないし。
 40個以上確実に抜きたければモールドコートはそうとう戦力になるかと思われますが、塗りも拭き取りも神経使わないと複製品の表面が荒れる覚悟が必要。

 以上、個人の感想ですので万人に当てはまるとは限りません。念のためw

2010年7月14日

モールドコート使用レポその2

複製中
 10個抜いたぐらいのあたりから、てかてか感や梨地はおさまってきた。つるりんと抜けなくもなってきたけど。普通に離型剤噴いたぐらいの抜け方。
 20個超えたぐらいから、一部角が固くなって貼りつき気味のところが出てきたので、その部分に再度モールドコート塗った。湯口の部分なので、多分最初にあんまり真面目に塗らなかったところなのではないかと。
 普段ならそろそろシリコン型の表面が固くなりはじめる頃合いだけど、まだ柔らかい。これがモールドコートの威力か!
 ただし、シリコン型の反り返りはいつもどおり。一度作ったシリコン型を2度3度使い回しするのは辛いかも。やっぱりワンフェスのたびにシリコン型を作らねばならない気がする。

2010年7月13日

モールドコート使用レポ

 前回のWFで買っておいたモールドコートhttp://www.more-chemical.com/ 威力を試す時が来ました! 多分手流し派の方々は気になってると思うのでレポート書いておきます。

使用前
 買った時におっちゃんに聞いたこと「一旦開けてどれぐらいもつ?」「半年ぐらいかなぁ。」「ってことはWF2回分はいけるね、よし買った!」でもサイト見たら窒素ガス入れて保存しろってある。昨日ハンズに買いに行きました。「取り扱ってませんので業者から取り寄せになります。」ダメじゃん!
 結局開けてそのまま蓋して、気休めにチャック付きのビニール袋に入れてあります。

使用中
 モールドコートの瓶の蓋が開かずに苦労した・・・。指痛い。
 中身を少量出して、筆でシリコン型に塗っていく。除湿器かけながら作業していたので、液がすぐ固まるということはなかった。そしてシリコン型をティッシュで拭き取り。オーバーフロー型だと拭きにくい・・・。ティッシュを棒状のものに巻き付けてひたすらぐりぐり。
 湯口や空気穴は開けてから塗りました。
 2面型(ハガキサイズぐらいかな)×2個、小さめのオーバーフロー型×6個で2/5ぐらいの量を使ったかと。
 塗って拭いてから一時間ぐらい放置。寝たからもっと放置してたけど。

使用後
 シリコン型が輝いているw なんかてかてか。
 テストショット。つるりんと素敵な抜けっぷり。逆テーパー多少ありのオーバーフロー型からもつるんと! するりんと!
 複製品の表面は、なんか業者抜きみたいなてかてかっぷり。普段はつるっとした複製品が、なんか梨地になってる。ぎっちり磨いたのに、ちょっと切ない。サフと塗装で埋まる程度だとは思うけど。
 モールドコートを塗って速攻拭かねばならなかったのだろうか。出したモールドコートがなくなるまで塗って、そのあとまとめて拭き取りだったのでしばらく置いてました。
 モールドコートの拭き残しが見える・・・。これは自己責任。拭き取りはぎっちり丁寧にやる必要がありそうです。
 離型剤を噴かなくていいのは結構楽かも。
 5回ほど抜いてみたけど、あまりにつるりんと抜けて楽しい。
 離型剤噴いてないから離型剤落とす必要がない・・・? でもなんか表面ぬるぬるしてるように感じるのでポリデント→歯ブラシ洗いは必須でしょうか。

 あとでもっと抜いた状態でのレポと、複製品の組み立て・塗装レポも書く予定。